車ではもともとトノカバーがついているものがあります。
ドライバーによってはこのトノカバーを取りたいというようなこともあるのですが、よくその状態で車検に通るのですかという疑問を持つ方もいるようなので説明をしておきたいと思います。
トノカバーの「トノ」の意味とは?
よく聞かれるのが「殿カバー」ではないのかということですが、ちなみに殿ではありません。
英語の「Tonneau」からきています。
この意味は「後部座席」というようなものであって、今では車の後部を指すように使用されています。
私も最初は「殿カバー」だと思っていました。
トノカバーは車検に関係あるのか?
主に後部座席や、車の後部に設置するものです。
車検では前席についてはもともと厳しく判断されてきましたが、最近では後部座席もチェックされるようになってきました。
しかしトノカバーについては基本的に車検の検査項目ではないのでまず心配しなくても良いでしょう。
もともとトノカバーがついていた車種でもその後取り外しても問題なく車検には通ります。
トノカバーに重いものは置けない
ドライバーによってはトノカバーの上にかなり重いものを置く人もいますが、これはあまりおすすめできません。
もともとそこまで重い物を置くように設定されているものではないので、割れてしまうこともあります。
トノカバーがないと車検はともかく、荷物の置き場所に困るという意見もありますが、あまり重い物は置けないということで基本的に外しても良いのではないかと思います。
ただし軽くて大量に物を車に積み込んでいるという車ではトノカバーがあったほうが便利といえば便利だと思います。
トノカバーの目的とは?
荷物の積み込みという目的もありますが、
- トノカバーによって外部の人から車中の荷物を遮断して車上荒らしを予防する
- 日光の紫外線から荷物を守る
- 社外に向き出しの荷台に設置して雨などから荷物を守る
というような意味があります。
このような理由や目的に該当しない場合には特にトノカバーがなくても困らないのではないかと思います。
紫外線に関しては車のガラス自体が紫外線を防ぐ機能をもともと持っていますし、車上荒らしについても貴重品を車中に置いて離れなければ良いだけです。
よく聞く意見としてトノカバーがあれば冷房の効きが悪くなるというものもありますが、個人的には冷房についてトノカバーはあってもなくても違いはないと思います。
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