車検に出すと一口にいわれますが、実際には
- 車検の検査
- 24ヶ月点検
と2つの作業が行われています。
ユーザー車検といって自分で車検を通すという場合には前検査、後整備ということも特に法的に問題はありません。
しかし車検業者でこの前検査をすればそれだけで違法となってしまうこともあります。
ユーザー車検の前検査
ユーザー車検の場合、あまり良いことではないですが、
- 前検査
- 後整備と車検場で言っておいて実際には整備（点検）はしない
というような形態が多いです。
そのためしばしば車検のすぐ後に故障をするということになるのですが、これでも法的に問題はあるのですが国の目が届いていないので検挙されることが非常に少ないとされています。
参照
「平日に休みが取れれば案外簡単にユーザー車検で車検に合格できる」
ただ後整備をしないで故障をすれば自己責任となることはあります。
また最近は一部の車検場では後整備と伝えても車検を受け付けてくれないところも出てきていますので、その場合には自分で点検簿を作成して提出して車検を受けるようにしていかないといけません。
車検業者による後整備は違法？
ユーザー車検ではこのようになっているので車検業者でも後整備は問題なさそうに思いますが、この場合業者には違う基準が適用されるようになっています。
- 指定工場
- 認証工場
と大きく分ければ2種類の車検業者がありますが、この2つとも前整備しかできないようにされています。
参照
「車検の合格基準にも影響する指定工場と認証工場との違いとは？」
ディーラー、整備工場、車検専門フランチャイズ、スタンド、カー用品店と車検業者はいくつかありますが、ほとんどがこのどちらかに該当するので基本的には
「前整備、後車検」
を遵守しなければいけないとなります。
非常にまれに車検業者でも前点検をする場合もあるようですが、闇車検といって違法社車検の可能性も高いのであまり関わらないほうが良いでしょう。
参照
「違法車検（闇車検、ペーパー車検）はドライバーも刑事罰の罰則対象」
車検業者に前車検を依頼すればどうなるのか？
車検業者は認証にせよ、指定にせよその資格で毎日のご飯を食べられています。
違法車検には通常の業者であれば非常に敏感で、まず前車検を依頼しても承知してもらえません。
最近は車検費用に関して有利ということで前車検を依頼するドライバーもいるようですが、車検業者の立場もあるのであまり無茶なお願いはしないようにしましょう。
ユーザー車検代行業者は違法車検？
最近の業者には整備（点検）をしないで車検にただ通すということを代行するだけの業者もあります。
いわゆるユーザー車検代行というものですが、この場合もユーザー車検と同様に前車検、後整備になりがちです。
しかし業者が代行するのは車検のみであり違法ではないとなります。
参照
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