違法車検は刑事罰の罰則対象

 

運輸支局に車を持ち込み車検ラインを通るという場合には違法車検(闇車検、ペーパー車検)もしようがないかもしれません。

しかし指定工場といって

 

「自社ラインを通すことで後から車検合格の届出を国に対して行う」

 

というような場合には違法車検(闇車検、ペーパー車検)を行う業者もしばしばあります。

 

指定工場とは?

 

上記でも少し説明をしましたが、簡単にいえば

 

「運輸支局に車を持ち込まないで自社ラインで車検の合格かどうかを判定できる業者」

 

のことを指します。

指定工場とともに認証工場というものもありますが、運輸支局に車を持ち込み車検を受けないといけないことになります。

 

参照

車検を通す7つの業者を徹底比較

 

指定工場はこれだけ車検時に優遇されていて、当然その申請でも厳しく判断をされます。

また車検を今回のケースのように違法に通していれば営業停止や、きつい場合には逮捕なども行われることがあります。

 

違法車検(闇車検、ペーパー車検)のパターンとは?

 

よくあるものとしては

 

  • 指定工場に車を持ち込んでいないのに車検を合格したと虚偽報告をすること(ペーパー車検)
  • 保安基準に満たない車に合格を出すこと
  • 改造車であっても車検を通してしまう(闇車検)
  • 別の認証工場などで整備をし、指定工場で検査を行うこと(大牟田方式車検)

 

などがよくある違法車検(闇車検、ペーパー車検)のパターンといえます。

もちろんこのような「車検」はすべて違法車検(闇車検、ペーパー車検)となります。

ちなみに大牟田方式車検という名前の由来ですが、九州の大牟田という場所ではじめてこのパターンの違法車検が罰則対象となったことからつけられた名前です。

 

指定工場に違法車検(闇車検、ペーパー車検)をお願いするドライバーも罰則対象

 

指定工場だけでなく、しばしば違法車検(闇車検、ペーパー車検)をお願いするドライバーにも罰則が課されることがあります。

よく改造車を保有しているドライバーなどで指定工場に無理をいう人がいますが、まともなところは受けないと思います。

 

違法車検(闇車検、ペーパー車検)が実際に行われることがあるのか?

 

今でも定期的に新聞などで違法車検(闇車検、ペーパー車検)の業者が摘発されているわけで、ゼロではないことがうかがえます。

しかし逮捕はもちろんですが、営業停止となるので車検業者の経営にはまず大きな打撃となります。

 

なぜ違法車検(闇車検、ペーパー車検)が発覚するのか?

 

発覚の経緯もいくつかパターンがあります。

 

  • 車検業者で違法車検が行われていることを通報する
  • 陸運支局の臨時的な調査で発覚する

 

多くの場合にはこのような状態となります。

通報するべき行政は運輸支局になりますが、その通報があり違法車検(闇車検、ペーパー車検)の証拠も出てくれば冒頭のような刑事罰の対象となってくることになります。

違法車検(闇車検、ペーパー車検)に限ったことではないですが、いろいろな人が見ているわけで、どこかで情報が漏れて通報されてしまうということはいろいろな犯罪でよくあることです。

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