車検の項目や見積もりでオイルシール交換というものが入ってくることがあります。
ごくご小さな部品で、部品代は1000円程度のものですが、工賃は5万前後となってきます。
なぜここまで工賃が高いのかということで不信感を持つこともあるでしょうし、本当に必要な部品交換かどうかも気になるかと思います。
今回はこのオイルシール交換について説明をしたいと思います。
オイルシールとは?
水道でいうところのパッキンのような丸い小さな部品です。
簡単にいいますとオイル漏れを予防するための部品で、
- カムシャフト
- クランクシャフト
などで使用されていて、これらの箇所からオイル漏れをしているとタイミングベルト交換とともにオイルシールも一緒に交換することが多いです。
ちなみにオイルシールというのは車の他の箇所でも使用されていますが、このカムシャフトやクランクシャフトの箇所の交換が一番手間もかかり工賃も高額になりやすいといえます。
オイル漏れを起こすとタイミングベルトの損傷となり、数ヶ月後にタイミングベルトが切れて車が動かなくなるということもあります。
参照
「エンジンオイル漏れの場合にはタイミングベルトも同時交換が当然?」
そのため事前に交換するべき部品といえます。
オイルシール交換が高くなる理由
オイルシールはエンジンを下ろし、エンジンを分解し、その上でようやく交換できるようになっています。
車の整備の中でもかなり手間のかかる内容となっていて、工賃が冒頭のように異常に高いようになります。
ディーラーによっては5万を超える工賃となることもありますが、また車種によってはエンジンを外さなくても良いものもあって逆に工賃が安い場合もあります。
オイルシール交換をしないとどうなるのか?
あまりの工賃の高さに交換をしないという考えを持つドライバーもいるかもしれません。
しかしオイル漏れは案外怖いもので、上記でも記載しましたが急に車が動かなくなることもあります。
タイミングベルトの状況、オイル漏れの程度にもよりますが、基本的にはオイルシールの交換をしないという選択肢は存在しないといって良いと思います。
逆に損傷や劣化をしている箇所のみ交換というようにすれば、他の箇所も劣化し、何度も同じ箇所の整備をしなければいけないということもあります。
この場合、当然ですがそのたびに工賃が同額程度発生してきます。
オイルシール交換が本当に必要なのか?
ドライバーにとって自分の今の車の状態が本当にオイルシール交換を本当にしなければいけないのかどうかということではないかと思います。
特にディーラーだと工賃が高いので余計にそう思ってしまうかもしれません。
この場合に知り合いの整備士などがいれば何とか判断してもらえるかもしれませんが、そうではない場合には
「別の車検業者にも見積もりを出す」
という方法もあります。
整備能力のある整備工場、車検専門フランチャイズといった業者にも見積もりを出せばオイルシールの話も聞けますし、その内容によって業者を決めても良いと思います。
またこれらの業者に車検を出せば費用総額も何割か安くなるので、オイルシール交換がもし必須というパターンでもメリットがあると思います。
参照
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