車検ではスチーム洗浄が必要か？

車検業者に見積もりを出せばこのスチーム洗浄が項目として入ってくることは非常に多いです。

洗浄ではあるので直接走行とは関係していないというようにドライバーとしては考えます。

そのためこのスチーム洗浄は車検費用の水増しであり、必要ないのではないかとその車検業者に不信感を持つことが多いようです。

車検でのスチーム洗浄とは？

車検の検査項目の1つに下回り検査というものがあります。

これは検査官が車の下に入り、オイル漏れなどを検査するというものですが、このときに泥が検査官の顔に落ちて心象を悪くしてしまうというようにいわれることがありました。

車検業者の整備士は今でも検査官の顔に泥をつければ車検に落ちることがあると信じている人も多く、そのため本心からスチーム洗浄を勧めている業者もいます。

スチーム洗浄というのは泥を落として検査官の心象を悪くしないということの他には

「防錆による劣化」

を防ぐという目的があります。

という場合にはスチーム洗浄は必要といえます。

海が近いと潮風で、雪道では融雪剤によって車の下回りがすぐにさびてくるということとなります。

参照

特にこのスチーム洗浄はディーラーで見積もりに入ってくることが多いです。

また整備工場に出しても必要ということで含まれることが多いようです。

スチーム洗浄の相場としてはおよそ5000円程度であることが多いと思います。

上記のように

という車は毎回の車検ではまずスチーム洗浄をするべきといえます。

しかしこのようなところを走行しない通常の車であればそうスチーム洗浄はしなくても良く、たとえば2回の車検で1回はスチーム洗浄をするということで十分でしょう。

車検業者を通さずに自分で車検を通すというユーザー車検というものがあります。

この場合、専門的なスチーム洗浄はできないわけですが、車検は通ることとなります。

もちろん下回りにオイル漏れなどがないという条件はありますが、それでも検査官の心象を悪くして通らないということはまずないといって良いと思います。

参照

スチーム洗浄も含めて車検業者の見積もりにうさんくささを感じることは多いのですが、これは見積もりの項目をドライバーがよく知らないことも原因となっています。

ドライバーとして本当に必要な検査や整備項目かどうかは少し勉強しておくと損をしないと思います。

この点について以下のページで説明しています。

参照

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