車体番号での車検の検査内容と指摘されやすいパターン

 

ユーザー車検をしたことがない場合ですとまず車体番号を知らない場合も多いと思います。

案外知られていませんが、この車の車体番号というのはきっちりと車検で検査されますし、また指摘を受ける場合もあります。

このような場合に車体番号についてどのように対応すれば良いのかについて解説をします。

 

車検での車体番号検査の内容

 

車検でははじめの検査が外観検査というものになります。

車体番号はこの外観検査でいきなりチェックをされます。

その内容とは

 

  • 車検証の車体番号を確認
  • その番号とエンジンルーム内にある車体番号とが一致しているか確認

 

というものになります。

もちろんこの2つの車体番号が違っていれば車検には通りません。

ただ普通に車を購入して走行していればまず落ちるようなことはない検査といえます。

ちなみに車検のその他の検査内容については以下のページに説明をしています。

 

参照

平日に休みが取れれば案外簡単にユーザー車検で車検に合格できる

 

車体番号のある場所は車種によっても違う

 

車のほうにある車体番号の打刻は車種によって場所が違います。

 

  • エンジンルーム内
  • 運転席の座席下
  • ピラーの根元

 

などと分かれています。

ただ最も多いのはやはりエンジンルーム内に打刻されているといって良いと思います。

盗難車だとフロントガラスの下のほうに打刻されている場合も割合あります。

車体番号は

 

「ACR40-784561」

 

などと前半部はローマ字も含み、後半部は数字のみとなっています。

前半部は車種ごとに割り当てられた型式などを表します。

後半部はその車両ごとの番号となります。

 

車体番号の記載がない場合もあるのか?

 

上記のように

 

  • エンジンルーム(その他の場所にある場合も)
  • 車検証

 

とにこの車体番号は記載されています。

ごくごくまれにこの車体番号がないという車両もありますが、本当にレアケースです。

基本的には2つとも記載がないということはまずありえないというほどに言いきっても良いくらいです。

エンジンルームの車体番号がないという場合は、ないのでなく、

 

  • 車体番号の打刻が薄くなっている
  • 事故等で部品交換をして車体番号がなくなっている

 

という場合もあります。

 

車体番号の再打刻を行う手続き

 

上記のように車体番号がどうしても車検証、あるいはエンジンルームなどにないという場合には再打刻を行います。

この手続きは陸運局に対して行います。

 

  • 元の車体番号とは異なる番号になる(車検証の車体番号も書き換えになる)
  • もともとの打刻位置とも違う場所に打刻される

 

というようになります。

特に2つめは中古車査定に出す場合に下取り価格に悪影響が出る場合もあります。

しかし下取りに出す予定がなければ特に問題ありませんし、また10万キロ走行車だと査定で価値がないと判断されるので特に問題ないかもしれません。

ちなみにこの車体番号の再打刻は車検業者に車検時に話をすれば代行もしてもらえます。

手数料はかかりますが、面倒な場合には依頼しても良いでしょう。

 

車体番号が見づらい場合の対応

 

上記のように車体番号の再打刻となれば査定額に影響が出るということになります。

打刻が薄いという場合には個人的には再打刻の手続きはしないほうが良いと思います。

見えづらさを解消する方法としては

 

  • 車体番号の打刻部分の錆などをペーパーで洗浄する
  • 車体番号の部分を千枚通しでなぞり文字を見えやすくする

 

とこのようなものもあります。

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