大規模地震のときには車検切れになっても罰則適用がない?

 

最近は日本でも数年おきに大きな地震があります。

 

  • 中越地震(2004年)
  • 東日本大震災(2011年)

 

このような地震になると車検の有効期限が近い場合には、車検場、あるいは車検業者に車を持っていくことさえも困難となることもあります。

あまり知られていませんが、大地震があったときには車検時期の特例が出されることもあり、車検の有効期限を過ぎても車検切れとならないこともあります。

 

大地震と車検時期の特例

 

東日本大震災は正確には2011年3月11日に起こりました。

このときには3月11日に車検証の有効期限を迎える車両については5月11日までに車検を受ければ良いとされました。

車検証の伸長措置といわれましたが、

 

  • 福島県 全域
  • 岩手県 全域
  • 宮城県 全域
  • 青森県 八戸市、おいらせ町
  • 茨城県 大多数の市町村
  • 千葉県 旭市

 

というようにかなりの都道府県で車検時期の特例が適用されました。

東日本大震災では被害も大きく、このような措置となりましたが、今後も大地震が起きた場合にはそのエリアで同様の措置が行われると思います。

東日本大震災のときには特に手続きもせずに自動的に車検期間の延長を受けることができました。

 

大地震と車検期間の確認

 

今後同じような地震が起きた場合ですが、まずは陸運局、軽自動車の場合には軽自動車検査協会のホームページを参照し、特例が出ていないか確認しましょう。

上記の東日本大震災のようにエリアを県でなく市町村で限定されることもありますので、自分の自動車を使用する本拠の市町村が特例対象地域に含まれるか確認しておきましょう。

 

大地震と車検業者の営業

 

東日本大震災のときもいくつかの車検業者は休業せざるを得ないというような状況がしばらく続きました。

車検をいつも出しているところも休業していることも多いかもしれませんので、伸長された期間内に営業を再開するところしか出せないことになります。

被災した場合、開店している車検業者を探すのも本当に大変ですがネットや電話を中心に開店状況を確認していきましょう。

 

大地震と重量税の免除

 

車検時期の延長とともに重量税の免除といった税金面での優遇もよくあります。

車検業者を通じて出す場合にはこのあたりの情報ももらえると思いますが、ユーザー車検を行う場合には事前に陸運局のホームページで確認しておくと情報が掲載されていると思います。

最悪知らずに車検場、あるいは車検業者に持ち込むことで税金の免除についてはアドバイスもらえると思います。

ただ車検業者の場合には震災でバタバタとしていてこのあたりの情報が入っていないところもあるようで、払い過ぎないようにしておきましょう。

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