県外ナンバーで車検を通すことはできるのか？

引越しなどをしたりすれば本当は住所のナンバーに変更手続きをする必要はありますが、ついつい面倒でしていないなどということはあると思います。

このようなタイミングで車検が来ると他府県ナンバーで車検を受けないといけなくなるのでペナルティーなどがないかと心配になることがあります。

引越しで必要となる自動車手続きの方法

まず一応正しい手続きについて説明をしておきますと

陸運支局でナンバーの手続きをする
自動車検査証、印鑑、車庫証明書、住民票、自賠責証明書をもって手続きする

このような手続きで自動車の登録変更をすることができます。

大変面倒な手続きですが、いつかはしなければいけません。

県外ナンバーで車検は通るのか？

まず結論からいいますと

「車検はナンバーがどこの県であっても問題なく通る」

というように考えて良いです。

日本であれば車検はどこでも受けることができますので、問題はありません。

納税証明書がない

県外ナンバーの車検ではこの納税証明書の紛失をしている場合には面倒な手続きが必要となってきます。

車検では納税証明書が必要となってきます。

参照

「平日に休みが取れれば案外簡単にユーザー車検で車検に合格できる」

この納税証明書だけは引越しをすればその新しい住所で申請などはできません。

そのためナンバーに記載されている都道府県の税務署に対して行わないといけません。

遠方の場合には郵送でも手続きできるので車検前に取り寄せておくことが必要となってきます。

名義も本人でなくても良い

車検というのは代理、代行も問題ありません。

ユーザー車検代行業者という商売も違法ではないとされていますが、この場合まったくの他人が車検を通しにいきます。

この場合も特に委任状なども必要とせず、そのため家族や友人といった名義の自動車の車検も通しにいっても何もいわれません。

参照

「ユーザー車検で委任状が必要なときの条件とは？」

自動車の名義が車検を通す人と違うということで車検を通すことができるのかと不安になる人も多いのですが、特に心配しなくても大丈夫です。

車検を機に自動車の名義をよく運転する人に変更するべきと考える人もいるかもしれませんが、この手続きをしておかないと車検ができないということもないので放置している人のほうが多いかもしれません。

そもそも県外ナンバーでずっといくとデメリットがあるのか？

今回車検というシーンに限れば特にナンバーの変更手続きをしなくても良いとわかりました。

そして法律的には引越しをすればすみやかに新しい住所でのナンバーにしなければいけないこともわかります。

しかし面倒という気持ちはあるもので、そのまま県外ナンバーでいっても何か問題が起こってこないかということですが、

自動車税の納付書が旧住所に届く
廃車時に戸籍が必要となる

というデメリットはあります。

しかし税務署には新しい住所を届出すれば問題なく新しい住所に納付書は届きます。

また廃車時にということであれば一度くらいは戸籍を以前の住所地の役所に郵送で手続きすれば良いかと思います。

このようにして見れば法的にはたしかにナンバーを新しい住所に変更しなければいけませんが、しなくても車検も含めて大きなデメリットがないことがわかります。

参照

「引越ししても車検証の住所変更は必要ない？」

「車検での自賠責保険の紛失や名義が違うときの対応方法」

「車検では車庫証明がないと通らないのか？」

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