ATからMTへ変更したときの車検の手続きと保険料の大幅アップ

 

車好きにとってはデフォルトでAT車だったものをMT車に変更するということがあります。

変更自体は業者任せでも良いのですが、その後はかなり大変なこともあります。

軽い気持ちでMT車へ変更という前に一応予備知識として知っておいてほしいことを説明していきます。

 

ATからMTへの変更は構造変更が必要?

 

この変更についていくつか流説もあります。

たとえば

 

  • 構造変更をしなくても車検は通る
  • 軽自動車のMT車への変更は構造変更を必要としない
  • 車検場によっては構造変更しなくても通る

 

などいくつかあります。

しかし結論としては

 

「ATからMTへの変更は構造変更が正式には必要

 

となっています。

ちなみに逆のパターンのMTからAT車への変更も構造変更を必要とします。

 

車検場が構造変更なしでMT車への変更を通すことがあるのか?

 

ちなみに上記で軽自動車だと、とか車検場によってというようなことがあると記載しました。

この理由としては検査官による見逃しも否定できないと思います。

また車種によってはMTとATとが混在するものもありますが、これも構造変更しなくても自然に通ってしまうこともあります。

つまり運次第で通ったということをネット等で「構造変更は必要ない」と記載されているということになります。

 

ATからMTへの変更と車検証

 

車検証も「改」の記載が入ります。

昔はこの「改」を入れずにということも可能でしたが今は選択ができずにこの文字が入ります。

 

ATからMT車への構造変更を代行する費用相場

 

通常改造してもらう業者にそのまま車検(構造変更)も通してもらうということになります。

費用は業者によってまちまちですが、20万程度は見ておくと良いでしょう。

自分で手続きすればこの半額以下で収まりますが、面倒は面倒です。

 

ATからMT車への構造変更と保険料

 

車検の構造変更とともに案外見落としがちなのが改造車扱いとなって任意保険料が上がるということです。

ドライバーとしてはMT車への改造とともに、構造変更申請、任意保険料のアップと正直三重苦となってきます。

また改造車の場合には従来加入できていた任意保険の加入を拒否されることもあります。

事前に加入する保険会社に確認しておきましょう。

 

改造したことを伝えずに従来の保険に加入するドライバーもいます。

この場合事故を起こしても保険金の支払いを拒否されることもあります。

保険金が出ないということで隠れて今までの保険に加入していると人生を棒に振ることも多いので注意が必要です。

上記でも構造変更をせずに走行をしているパターンがあると思いますが、その場合に事故となれば本当に恐ろしいことになります。

保険が効かないので保険金で通常支払うような数千万の支払いを実費でしなければいけないとなります。

正直いって上記のように検査官次第では適当に車検に通ってしまうこともあるわけですが、保険金の支払いとなったときに驚くことも出てくるということです。

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