以前は車検といえば2日や3日などある程度の長さ車を預かり点検整備をするという形態が通常でした。
しかし最近は
- 1日車検
- 60分車検（1時間車検）
といったような形態の車検業者もいくつか出てきています。
業界的には発生時期に画期的といわれたのですが、ドライバーとしては自分の車の状態からどのような時間の長さのサービスにするのかは決めることがベストだと思います。
車検で重要になる車の状態とは？
一般のドライバーも何となく頭にあるかもしれませんが、車の状態とは
- 年数
- 走行距離
- エンジン音の異音
などといった要素で車の状態は確認できます。
平均的には1年で1万キロというような走行距離のようです。
そのため10年で10万キロというのがおおよその平均といっても良いでしょう。
昔から車は10年、10万キロと一定の基準で判断する人が多いわけですが、昔の話であって性能が格段に良くなった最近の国産車ではあまり意味のない数字となっています。
点検整備をすれば20万キロなども普通に走行する時代でもあります。
逆にエンジンの異音のほうが年数や走行距離に関係なく注意するべきポイントだと思います。
他にもブレーキなどの重要な箇所ではありますが、エンジンというのは車の本質です。
ここに異音がしていれば年数が1年でもすぐにしっかりと点検整備をする必要もあります。
（このような年数だとリコール対象のような気もしないではありませんが・・・）
新車はユーザー車検か60分車検？
よく質問されますのが
「新車なのにディーラーで見積もりを取れば20万程度と言われた」
というような驚きです。
新車といえば車検はほとんど法定費用のみと考えるドライバーが多いのですが、まずそのようなことはありません。
通常の車検と同程度の費用といって良いのです。
参照
しかし不要な部品交換をされて費用が高くなっていくのが新車時点でのディーラーです。
そこまで新車で重厚な点検整備も必要ありません。
ユーザー車検が可能ならそれでも良いでしょうし、整備能力のある整備工場や車検専門フランチャイズでも十分でしょう。
フランチャイズの60分車検でも十分すぎるといえます。
ユーザー車検の欠点としては法定点検ができないことにありますが、この点新車でも点検をおろそかにするのはあまりおすすめはしません。
参照
「平日に休みが取れれば案外簡単にユーザー車検で車検に合格できる」
もちろん新車でもエンジン音がおかしい場合にはディーラーしかありません。
普通に走行できているという場合には正直ディーラーは贅沢すぎると思います。
10年目までの車検も60分車検？
10年までは10万キロもいっていません。
通常のドライバーはこの期間で買い替えを考えるような故障もあまり経験しないのではないでしょうか？
例外として事故をしたような車だと状態が悪くなることもあるでしょう。
そのため10年目までも整備工場や60分車検（フランチャイズ）で十分です。
どうしても気分的に心配な人や、費用に余裕がある人は
- 5年目 60分車検
- 7年目 ディーラー
- その次 60分車検
と交互に車検業者を組み込んでいくと良いでしょう。
毎回ディーラーというのは最近の車の性能を考えるとさすがに浪費だと思います。
10年目以降は60分車検だと危険？
やがて車が古くなって10年をまたいだ車検となることもあります。
10年目の車検は個人的にはディーラーがおすすめです。
というのも交換するべき部品がいくつかありますし、それも含めて一度総点検しておくことが良いからです。
- タイミングベルト
- エンジンベルト
- エアコン
- ドライブシャフト
などです。
参照
しかしこの10年を超えればまた通常時の車検と同様の点検整備とほぼいっても問題ありません。
もちろんエンジン異音があればディーラーにすぐ行くということは前提として、
- 60分車検
- 1日車検
でも良いでしょう。
あまりないかもしれませんが、20年目の車検という場合にはまたディーラーで車検を出すということになります。
車は10万キロごとにそれぞれ交換するべき部品があるので、10万キロごとに総点検という考えでいるとまず間違いありません。
まとめれば年数や走行距離はあまり気にせず（10年目は別として）
- エンジン異音があればディーラー
- それ以外は60分や1日車検で十分
ということになるでしょう。
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