ディーラーは信頼していても車検費用がどうしても高いとうドライバーは多いと思います。
そのときに
- ディーラーで車検に通るためだけの点検をしてもらう
- その後ユーザー車検で通す
というような方法を考えることもあると思います。
たしかにこの方法だと費用は安くなるといえますが、いくつかデメリットもあるのでその点について説明をしたいと思います。
車検と点検との違い
多くのドライバーはディーラーをはじめとした車検業者に車を出して納車を待つというだけだと思いますので、あまり何をしてもらっているのかわからないと思います。
大きく分ければ
- 車検に通すための整備
- 法定点検
と2つの作業を代行してくれています。
詳しくは以下のページに記載していますが、車検と点検とはまた違う項目になってきます。
車検とは公道を走行する資格を得るものというだけですが、点検というのは安全に走行できるために摩耗した部品交換やオイル交換などをするといった作業を指します。
参照
ユーザー車検はたしかに最安値
最近は車検費用の節約という点からもユーザー車検を行うドライバーも結構多いです。
費用は車検では最安値といって良いのですが、問題は法定点検ということになってきます。
後整備ということで車検後に自分で整備しても違法でもないのですが、実際には一般のドライバーがやろうとするのは非現実的です。
そのためユーザー車検は点検部分がどうしてもできないのが問題です。
ディーラーの点検とユーザー車検の併用
- 車検に通るレベルまで整備をする
- 法定点検をする
- 車検に通す
とあえて今回のケースだとこのような3つの工程に分けるということになります。
最後の車検に通すということだけを自分で行うということであればそこまでディーラーに出すのと費用は違わないと思います。
仕事を休んで平日に車検場までいって大変な思いをするならそのままディーラーに最後まで車検と点検を依頼するほうが良いように思います。
しかし車検に通るレベルへの整備だけをディーラーに依頼して、法定点検と車検に通すということを自分でするという場合にはそもそもディーラーに出さないほうが良いと思います。
- 車検専門フランチャイズ
- 整備工場
と整備能力もあって費用も安い業者は他にもあります。
交換する部品がリビルトというのがデメリットですが、あとはあまり違いはありません。
費用的にはディーラーよりも何割か安くなりますし、最大のメリットは車検、点検、車検に通すまですべてを安く行えるということです。
もしディーラーに整備だけ依頼するのであれば最初からこのような車検業者に最後まで依頼したほうが良いように思います。
参照
「フランチャイズ車検のメリットは明瞭料金と整備能力の高さ？」
車検業者に予備整備だけしてもらうことは嫌がられる？
ディーラーをはじめとして予備整備だけ行ってもらって、車検にはユーザー車検に通すというのはやはり嫌がれることが多いでしょう。
今までの付き合いもあってという場合には頼めばしてもらえます。
また実際に
「ユーザー車検をするのでそのレベルにまで整備してください」
といってくるドライバーもいて応えるディーラーもいます。
しかし内心は嫌がられているということで、上記のような方法で車検に通すほうが業界的には喜ばれるといえます。
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