車検に通るモニターと落ちるモニターとの基準

 

通常カーナビやモニターというのは前席のエアコン付近など直接運転に支障になるような位置に設置していないという車がもっとも多いですが、それ以外にも複数のモニターを各所に設置している車もあります。

このようなモニターは車検で通らない原因となることもあり、今回はいろいろな車に後付したモニターが車検に通るのかどうかについてまとめてみたいと思います。

 

サンバイザーモニターは車検に通るのか?

 

サンバイザーモニターは車検に通らないことのほうが多いといえます。

カー用品店などでは車検適合をうたうサンバイザーモニターも発売されていますが、それでも落ちることは多いです。

この点、メーカーがどこまで調査と根拠を持って開発しているのかは微妙ではないでしょうか?

サンバイザーモニターについて設置したまま通したいという場合には電源が入らないようにしてあくまでも鏡扱いとして通す方法しかないでしょう。

それでも検査官によってはダメといわれることもあると思います。

 

ルームミラーモニター(バックミラーモニター)は車検に通るのか?

 

これも同様にグレーゾーンに該当します。

 

  • 後方をしっかりと確認できるか?
  • 運転のため前方の視界の妨げとなっていないか?

 

このような条件によって判断されます。

グレーゾーンということで車検場、検査官次第で通るかどうかは保証できない(ルームミラーモニターメーカーも基本的に陸運局に確認してほしいというような認識のところもあります)ということです。

基本的にはルームミラー(バックミラーモニター)自体を車検のときだけ外して(ルームミラー自体なくても車検には通ります)おくというのも1つの方法といえます。

 

ダッシュボードモニターは車検に通らない?

 

これについては保安基準をもとに判断をします。

保安基準第21条(座席)関係、検査規程5-33が以下のようになっています。

 

「自動車の前方2mにある高さ1m、直径0.3mの円柱を鏡等を用いず直接確認できること。」

 

この基準を満たすようなダッシュボードモニターは車検に通ると考えるのが自然ですが、それでも検査官や車検業者によっては落ちると判断することも多いです。

無難にいくなら車検時には外しておくというのがベストだと思います。

 

フリップダウンモニターは車検に通るのか?

 

このフリップダウンモニターが唯一通るとなるモニターといって良いかもしれません。

(他のモニターも検査官次第では通ることもありますが・・・)

後方確認ができにくくなるということで一見通らないのではないかといわれることもありますが40インチほどまでであればまず落ちることはないと考えて良いでしょう。

 

ヘッドレストモニターは車検に通らない?

 

後部座席などにヘッドレストモニターをつけている車も多いかもしれませんが、これが車検に通らないとされることがほとんどです。

昔は通ることもあったのですが、ヘッドレストモニターについての判断は法改正もあって厳しくなっています。

例外的に

 

「カバーをかけて検査官の目に触れない」

 

というような状況であれば通ることもありますが、ヘッドレストモニター自体を廃止しておくほうが良いと思います。

 

参照

ヘッドレストモニターの車検への通し方

 

車検とモニターまとめ

 

上記のように一部のモニターで例外はありますが、基本的にはモニター類はつけないほうが良いと思います。

検査官次第、車検場次第という側面はありますが、落ちる確率のあるものは車検手続きも複雑にすることもあるからです。

特にディーラーに車検を出すという場合にはグレーゾーンのモニターはまず通らないといってくることもあります。

この場合、その他のディーラーを探すなどをすれば通ることもありますが手間と面倒になることは多いでしょう。

またモニター類でいろいろなメーカーから発売されていますが、正直いって車検対応などとあってもそれが完全に保証されていないということも結構多いです。

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