この質問も多くのドライバーで疑問に思うことが多いようでまとめておきたいと思います。
駐車違反をして警察に切符を切られたり、また罰則金を受けたりということがあります。
このような状態だと車検には通すことができないのかということです。
駐車違反での罰金と点数のペナルティー
一般的には駐車違反というように一緒にいわれることが多いのですが、種類としては以下の2つに分類されます。
- 放置駐車違反
- 駐停車違反
駐車場以外で駐車していて警察に捕まるのは1つめの放置駐車違反となります。
2つめの駐停車違反とは標識で駐停車が禁止されているようなエリアでの違反となります。
ともに
- 罰金
- 点数
の両方の罰則適用となります。
今回のパターンでいくとおそらく1つめの放置駐車違反に該当するほうが多いのではないかと思います。
車検の時点で駐車違反の罰金を無視していて未納状態だった
駐車違反の罰金について未納状態であれば車検には通らないとされています。
この場合、まずは罰金を支払ってからあらためて車検業者に出さないといけません。
駐車違反でも点数が引かれないこともある
上記のように駐車違反では点数と罰金の両方とが適用となる可能性があるわけですが、法律といいますか規則が不公平なところもあります。
- 出頭すれば点数と罰金の両方が課される
- 出頭せずに通知書が郵送されるのを待てば罰金のみで点数は引かれない
ということで出頭損というような決まりになっています。
これは結構な確率で一般のドライバーも知っているのではないかと思います。
駐車違反の回数と車検で通らない回数について
残念ながら駐車違反を同じ車で何度もしてしまって捕まってしまうということはあると思います。
駐車違反の回数によって車検に通らないのかということを気にする人はいますが、この場合おそらく車両の使用制限処分のことをいっていると思います。
車検については上記でも記載しましたが、
「それまでの未納となっている罰金を支払いなくす」
という条件を満たせば問題はなく通るといえます。
そのため車検については駐車違反の回数が問題ではなく、回数に関係なくそれまでの罰金をすべて支払っているかどうかが問題ということになります。
車検の直前に駐車違反で捕まった
ではこのような決まりの中で
- 車検が近づく
- 駐車違反をしてしまった
- 数日後に車検業者に出した
というような場合はどうなるのかということです。
最初のほうに記載をしましたが、駐車違反での未納があればたしかに車検は通りません。
しかしこのような微妙なケースだと陸運局に駐車違反の連絡は行っていないのです。
そのため駐車違反と車検のタイミングが近いという場合には、先に車検を通しても問題はありません。
上記のように通知書が来るまで待てば点数が引かれないという事情があり、それを待つという場合には微妙なこともあるのです。
- 通知書を待てば車検のタイミングを逃す
- かといって出頭すれば点数も引かれる
ということで、このような場合にはまず車検を通し、その後に通知書を待つという順番になるでしょう。
車検と駐車違反の確認
まれに車検に出すと駐車違反で通せないというような状況になっているということもあります。
パターンとしては
- 友人や知人に車を貸して、その人たちが駐車違反で捕まっていた
- フロントガラスの駐車違反の通知が風などで飛んでいっていた
というようなことです。
このようなときには駐車違反に気づかないまま車検に出してしまうこともありますが、順番としては
- 警察に駐車違反の確認をする
- 罰金を支払ってしまう
- 車検に出す
という方法を行っていきます。
そのまま支払いを無視していれば車を走らせることができないので支払うことが必要となります。
昔のことで覚えていませんと回答しておくと良いでしょう。
変な話で正直に回答すれば、その運転者の点数が引かれることになります。
車検業者による駐車違反の同意書
車検業者では駐車違反で未納状態になっていないことについて同意書を取るのが一般的です。
契約時などにドライバーに署名をさせるのですが、駐車違反をしていない人も署名を求められることになります。
この同意書の制度ができたときには車検業者もかなり反発したのですが（事務作業が増えるので）、今は仕方なく車検業者も同意書をとっているという状況です。
駐車違反と車検業者への費用
実際に車検業者に車検を出した後に駐車違反の未納が見つかるということはあります。
ドライバーも知らずに出しているわけで仕方がないのですが、車検業者として二度手間な車検となって、加算費用を請求してくるところもあります。
確信犯のように駐車違反の未納金をしっていてそれでも車検業者に出している場合は加算もやむを得ないのですが、加算を言ってこない車検業者のほうが良心的といえます。
車検業者は費用とともに整備能力や整備士の質でも見極めないといけません。
罰金の支払いも今回あると思いますので、以下のページを参考に安く質の高い車検業者を選んでほしいと思います。
参照
「フランチャイズ車検のメリットは明瞭料金と整備能力の高さ？」
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