個人輸入車を陸送して車検に通すまでの順番を間違えてはいけない

 

個人的に車を輸入した場合には

 

  • 車検
  • 自賠責保険
  • 任意保険

 

というような手続きを踏まないと日本では公道を走行することもできません。

このすべての手続きをするにはいくつかの方法があるのですが、問題としてはそれぞれの手順の順番になってくるかと思います。

 

車検なしの場合には通常仮ナンバーを取得するが

 

車検切れとなれば通常は仮ナンバーといって一時的に5日だけの車検証を取得申請することとなります。

しかしこの仮ナンバー取得条件には自賠責保険の加入というものがあります。

 

参照

車検の有効期限の延長を受ける方法

 

個人輸入の場合には通関証明の段階で車体番号が発行されますが、この番号では自賠責加入ができません。

そのため現実的には仮ナンバーで自走して車検場、あるいは車検業者まで運ぶということができないとなります。

 

陸送業者に運送を代行してもらう

 

そのため自走しての運送を諦め、陸送専門業者というのがありますからそこに依頼するということになります。

個人的にこのような車両の陸送で有名で安心できると思う業者はいくつかありますが、

 

  • ゼロ
  • 陸送ネット

 

などが無難ではないかと思います。

「車両 陸送」などと検索するといくつか業者が出てきますので、費用などを比較して検討してほしいと思います。

 

輸入車は任意保険に加入できない

 

個人輸入の場合、任意保険もとりあえず短期でかけて自走してと考える方も多いのですが、任意保険に加入できません。

というのも加入では車体番号が必要となりますが、個人輸入でははじめはこの車体番号がないということになります。

陸送して陸運局で車検をするときに職権打刻によってはじめて車体番号がつくので、この後でないと任意保険に加入できないとなるのです。

ちなみに職権打刻というのは昔から陸運局で行われてきた手続きで、個人輸入というような場合に任意の車体番号を発行してしまうというものです。

通常国産車を購入したり、またディーラー経由ですと新車登録の際には車体番号がつくのですが、個人輸入ではそうではないのでこの職権打刻が行われることになります。

上記で説明しました陸送専門業者では任意保険に加入してくれているので、仮に陸送中に事故をしても保険が下りることにもなるので、この点でも自走するよりも安全となります。

 

個人輸入車を車検に通す順番

 

まとめれば

 

  • 陸送専門業者で車検業者(あるいは車検場)まで陸送する
  • 車検場で車体番号を職権打刻で発行してもらう
  • 自賠責に加入し、車検に通す
  • 任意保険に加入する

 

というような流れとなります。

ちなみに個人輸入でもユーザー車検をするドライバーもいますが、職権打刻など多少通常の車検とは手続きが余計に必要となります。

そのためあまりこの手のことに自信がなければ車検業者を通すほうが良いかもしれません。

 

参照

車検を通す7つの業者を徹底比較

車検料金は車検業者ごとにここまで違う!

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