車検切れとなったときには公道を走行することはできません。
そのため
- 車検場
- 車検業者
までも運転して車検を通しにいくこともできません。
この場合にもっともよく用いられる方法は仮ナンバーの取得です。
以下のページで詳しく解説をしていますが市役所で手続きを行い、5日という有効期限の中で公道を走行できるようになるのです。
しかしこの有効期限もそうですが、所詮は仮の車検のようなもので取得したといっても行先などでどこまでが許されるのかということについて非常に気になるものです。
今回は仮ナンバーで行っても許される行先について説明をしたいと思います。
参照
仮ナンバーの手続きで行先を届出させられる？
市役所の手続きの段階で運行経路というものを記入させられます。
- 目的
- 経路
- 運行先
などの欄があります。
つまり基本的にはこれ以外の場所や経路には使用しないということを宣言することになります。
仮ナンバーとは所詮仮ナンバーですから、運行経路以外は走行してはいけないということが原則となります。
もし虚偽届出が発覚すれば、仮ナンバーの使用停止などとなります。
あとは経路以外で仮ナンバーを警察に発見されてしまうと結構やっかいです。
趣旨からいくと届出するべき運行経路とは車検場、あるいは車検業者となります。
建前が車検を通すためですからこのようになります。
買い物など日常で必要な用事もあるかもしれませんが、届出時には良い顔をされません。
（届出をせずに買い物程度の距離で車を走らせているドライバーもいるかもしれませんが、見つかっていないというだけです。
見つかればやっかいなことは違いありません。）
運行経路以外でいる仮ナンバー車は捕まるのか？
おそらく一番これが気になるのかもしれません。
「運行経路以外を走っていたりして警察に捕まるのか？」
ということですが、結論からいいますと捕まることもあるといえます。
以前よりも仮ナンバーの不正使用が問題とされるようになり、しばしばニュースなどにもなっています。
あまり褒められないことですが、車検業者でも仮ナンバーの不正走行で捕まっているようです。
見つからなければ問題ないと考える人もいるかもしれませんが、車検を通すことのみで使用したほうが良いということになります。
また逮捕となると仮ナンバーの期限後の未返却での案件が圧倒的に多いです。
運行経路で逮捕までいくのは少ないと思いますが、やめたほうが良いことは良いでしょう。
運行経路外なので無車検車と言われても仕方がないからです。
参照
あえて遠い車検業者を届出する
たとえば仮ナンバーで旅行やドライブ気分を味わいたいという人もいるかもしれません。
その場合には、あえて遠い車検業者を経路として届けることもできます。
しかしなぜそれほど遠いところを届けるのかという理由は必要ですので、
- 特殊な車両であること
- 以前から車の状態を見てもらっていること
などをあげてその遠い業者しか車検に出せないというような伝え方をしなければいけません。
また仮ナンバーでは
- 任意保険も切れている場合もある
- 整備をしていない
というようなこともあって、思わぬ事故をして一生を棒に振ることもあると覚えておいて欲しいと思います。
個人的には車検に通せば好きにドライブはできるので、無理に仮ナンバーでドライブをするべきではないといえるでしょう。
車検切れでの車検業者
車検切れという場合には仮ナンバーを取得すれば業者はある程度は選べます。
ただし運行経路にはある程度は記入しておかないと警察や公務員の目もあるのでやめたほうが良いことは良いです。
- 仮ナンバーで行ける範囲内の車検業者を選ぶ
- 車検業者に車を運んでもらう
ということで車検費用を安くすることも考えていきましょう。
- 余計な部品交換をしないところを選ぶ
- 人件費など単価の高いところは避ける
という観点で、あとは整備能力のあるところを選んでいきましょう。
個人的には整備工場、車検専門フランチャイズなどがベストだと思います。
また車検費用の節約方法については以下のページに説明をしています。
参照
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