年数が古い車でユーザー車検をしても意味がない理由とは?

 

最近は車検費用がしんどいということもあってかディーラー以外で車検を出したり、またユーザー車検をするドライバーも多くなってきているように思います。

しかし車の状態も加味しなければ安全に整備できないというのが車でもあります。

車はそれほどの頻度で買い替えできるほど安いものでもないので、どうしても10年以上など「古い」車を所有することも多いわけですが、このような古い車でユーザー車検をするデメリットがあるのかについて説明をしたいと思います。

 

10年目の車検をユーザー車検でする意味とメリット

 

車では年数の10年、走行距離10万キロというようなタイミングの車検では特有の交換するべき部品というのがいくつか出てきます。

 

  • タイミングベルト
  • エンジンベルト
  • ドライブシャフト

 

などです。

 

参照

車検費用と走行距離との関係性

 

ユーザー車となるとこのような部品交換をしないで車検に通すということになるのですが(それでも通るのが車検でもあります)、この点車検後に急にこれらの部品交換をしないことが原因で故障をするということもあります。

車検費用を無理に節約したばかりに大きな修理代がかかるということもあって、古い車でユーザー車検にメリットや意味がないというように言われることもあります。

 

新車でのユーザー車検のメリットと意味

 

逆に新車の車検はどうなのかということですが、新車でも通常の車検費用程度は業者に出すとかかってきます。

特にディーラーに新車の車検を出しても15万、20万となることもあって多くのドライバーが悩むわけです。

しかし新車の場合、そこまで本当は部品交換しなくても問題ないことも多く、テスター屋さんで整備をすれば車検にも通るという事情もあります。

 

参照

ユーザー車検の前にはテスター屋を利用するほうが良いのか?

 

このように新車の場合には特にユーザー車検のメリットが大きいということがあります。

新車と比較すれば古い車のユーザー車検は結果として整備や点検が必要となることも多くメリットや意味は少ないといって良いでしょう。

 

古い車での取るべき車検への考え方

 

最近の車の性能は非常に高いです。

10年どころか、15年、20万キロと普通に走行していくことも十分に可能でしょう。

しかしそれには古い車に車検とともに点検をしっかりと行ってという前提条件があると考えられます。

点検とは法定点検ともいわれますが、車検の他に故障なく走行するために必要な整備のことです。

 

参照

24ヶ月点検と車検との違いとは?

 

個人的には年数10年以降は

 

  • ディーラー
  • 車検専門フランチャイズ
  • 整備工場

 

に車検を出すほうが無難だと思います。

この3つの業者だと整備能力には問題もありませんし、車の状態によって整備や部品交換も適切に行ってくれるのでまず安心できます。

ディーラーの車検費用がどうしても高いという場合には、整備工場やフランチャイズだと何割か安くなります。

 

参照

車検を通す7つの業者を徹底比較

車検料金は車検業者ごとにここまで違う!

 

ユーザー車検で点検も自分でするというのは正直ハードルが高いので、フランチャイズや整備工場で車検と点検を合わせて行うということが良いでしょう。

一見ユーザー車検よりかはたしかに損をしているように思うかもしれませんが、車の寿命が何年も伸びるわけで結果としてはお得だといえます。

<スポンサード リンク>


車検サービスについて



整備能力の高さと、リーズナブルな費用とを兼ね備えた大手車検専門フランチャイズです。
立ち合い車検、整備士による説明とで明瞭会計を実現しています。
元整備工場が加盟しているので整備能力には定評があります。
⇒ ホリデー車検のレビューはこちらから
お宝車検
最大級の車検業者検索サイトです。
車検費用が最大82%オフの特典もあります。
車検とともに整備点検もついているので安心できる業者が多いです。
⇒ EPARK(旧:お宝車検)のレビューはこちら


元ディーラー整備士が公開する車検業者の選び方


元ディーラー整備士による車検業者の選び方