下回りの錆はどの程度になると車検に通らなくなるか?

 

整備をしていない車の場合、下回りに錆が出てくることもあります。

また雪国、海岸沿いの居住という場合には下回りい錆はより出やすいといえます。

車検では下回り検査というものがありますが、このときにどの程度の錆、また穴などで通らなくなるのかについて説明をしたいと思います。

 

車検での下回り検査

 

車検場ではラインに通すことで通るかどうかの判断をされます。

下回り検査は最後の検査となりますが、ラインの下に検査官が入り、車を真下から目視して検査を行います。

車検の検査内容について詳しくは以下のページに説明をしています。

 

参照

平日に休みが取れれば案外簡単にユーザー車検で車検に合格できる

 

下回りの錆と車検の判断基準

 

  • ショックマウント上のフレーム
  • マフラー
  • ショックアブソーバー

 

主にこのような錆、そして穴が空いていれば車検に通らないこともあります。

 

フレームに関しては検査官によって多少判断が違ってきます。

穴が空いている時点でアウトとする人もいれば、フレームは反対部分まで貫通していなければセーフというように言う人もいます。

 

マフラーに関しては穴が開いた時点で落ちることもありますが、直接的には音量に関しての保安基準に抵触しているということで落ちるようになるでしょう。

詳しくは以下のページで説明をしていますが、マフラー音量についてはdbという数字で合格基準が決められています。

マフラーに穴が開くとこの数字が大きくなり通らないとなってくることが多いです。

溶接という方法もありますが、マフラーは溶接をしても劣化度合いによって他の箇所もすぐに穴が開いてくるということが多いです。

そのため基本的には交換という方向性で対応していくと良いと思います。

 

参照

車検でのマフラー音量の合格基準

 

ショックアブソーバーとは近くにスプリングのようなものがあり、車への道路からの衝撃を吸収するパーツです。

このアブソーバーに穴が開くとオイル漏れを起こすことが多いです。

車検では下回りからのオイル漏れは通らない1つの基準となっています。

アブソーバーに限らず他にも錆による穴などでオイル漏れを引き起こすことがありますが、オイル漏れがあれば原則通らないと考えておくと良いでしょう。

しばらく駐車していて、道路や駐車場にオイルの跡が残るようであれば要整備と考えて良いと思います。

 

参照

車検で見つかりやすい3つのオイル漏れとは?

 

下回りの錆と車検業者

 

まず今回のようなケースでは下回りの錆を落とすことと、今後の錆予防をしなければいけません。

車検では下回り洗浄と防錆塗装というサービスもありますが、車検業者に出すときに合わせてこのような整備をしてもらうと良いでしょう。

ただしたとえばマフラー交換、ショックアブソーバー交換などが必要となれば費用もかかってきます。

ディーラーで正規部品での交換となると7万などしてくるので、もし余裕がないという場合にはリビルト部品で交換してもらうと良いでしょう。

その場合費用は半額以下になると思います。

業者としては

 

  • 整備工場
  • 車検専門フランチャイズ

 

などが適切だと思います。

 

参照

車検を通す7つの業者を徹底比較

フランチャイズ車検のメリットは明瞭料金と整備能力の高さ?

 

通常、防錆塗装などは特殊な海岸沿い、雪国などでなければ毎回の車検で行わなくても下回りが錆びてくるということは少ないです。

しかしこのような下回りの錆が出てくるという地域に居住していたり、よくそのような地域にドライブや旅行に行くということであれば今後は防錆塗装も行うようにしましょう。

ちょっとした車検費用の節約で今回のような部品交換などを招いてしまうこともあるということのないようにしていきましょう。

 

参照

車検費用を簡単に安くする4つの方法

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