車検に通るリフレクターと通らないものとの差を解説

 

カー用品店などで車検対応のリフレクターを購入してみて、いざ車検となってみれば業者に車検には通りませんと指摘されることはよくあります。

車検対応なのになぜと思うわけですが、いくつかの理由が考えられます。

今回は車検とリフレクターの判断基準について説明をしたいと思います。

 

リフレクターの保安基準

 

保安基準的には3つに分かれて規定されています。

 

  • 前部反射器 保安基準第35条
  • 側方反射器 保安基準第35条の2
  • 後部反射器 保安基準第38条

 

それぞれ抜粋しますと

 

前部反射器

 

  • 上縁の高さは1.5メートル以下、下縁の高さが0.25メートル以上
  • 最外縁は、自動車の最外側から400ミリ以内
  • 色は白色
  • 面積は10㎠以上
  • 形は文字及び三角形以外であるもの
  • 面積は10㎠以上
側方反射器

 

  • 上縁の高さ1.5メートル以下、下縁の高さは0.25メートル以上色は橙色
  • 尾灯、後部上側端灯、後部霧灯、制動灯又は後部反射器と構造上一体の場合には赤色も可
  • 形は文字及び三角形以外であるもの
  • 面積は10㎠以上
後部反射器

 

  • 上縁の高さ1.5メートル以下、下縁の高さは0.25メートル以上最外縁は、自動車の最外側から400ミリ以内
  • 色は赤色
  • 形は文字及び三角形以外であるもの
  • 面積は10㎠以上

 

となっています。

 

LEDリフレクターは車検に通らない?

 

まずLEDリフレクターは車検的にどうなのかと疑問を持つドライバーは多いと思います。

私も何度か質問を受けて、陸運局に照会したこともあります。

結論からいいますと

 

「リフレクターでLEDということで車検に通らないということではない」

 

という回答が多いです。

ただ誤解してはいけないのは、LEDでもすべてのリフレクターが通ると思わないで欲しいということです。

反射器としての機能を果たしていて、かつ保安基準に合致してはじめて通りえるリフレクターといえます。

 

  • 光らせると反射しなくなる
  • ブレーキランプ連動の場合にはブレーキランプの保安基準にも合致しなければいけない

 

というような場合は基準満たさないといけません。

 

参照

テールランプについての保安基準と車検に通らない車の特徴まとめ

LEDのナンバー灯やランプは車検に通らないのか?

 

また車検場でもこのLEDリフレクターへの見解が固まっていないので、反射器としての機能も果たしていてもなぜか落ちるということもあるのは覚えておきましょう。

 

「車検のときにオンオフができるようにしておく」

 

という配慮は今の段階では最低限必要ではないかと思います。

 

ディーラーだとLEDリフレクターは通らない?

 

正直いってディーラーだとLEDリフレクターは通らないと指摘されることが非常に多いといって良いでしょう。

純正に戻すなど対応すれば問題ないのですが、保安基準に合致していてそれでも通らないとされてしまう場合には別の車検業者に変更する検討もしていきましょう。

 

  • 整備工場
  • 車検専門フランチャイズ

 

など整備能力から考えれば個人的にはおすすめします。

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